2023/04/03
コラム
外壁塗装を検討する人の中には、外壁を触った際に手が汚れたからという人がいます。
外壁を触って汚れた場合、元々砂埃で汚れているケースもありますが、想定されることとしてチョーキングがあります。
チョーキングはなぜ発生してしまうのでしょうか。
この記事ではチョーキングが発生する理由についてまとめています。
そもそもチョーキングは外壁塗装の塗料が劣化して、粉状に変化したものを指します。
塗料は紫外線や風雨に晒される中で段々と劣化していきます。
この劣化の過程において、樹脂などの成分が徐々に分離していきます。
この分離が進行していくと、塗料の中に含まれていた顔料が表に出始めます。
表に出始めた顔料こそがチョーキングの正体なのです。
要するに、チョーキングが見られた時点で、塗料の劣化がそれなりに進行していることを意味します。
外壁を触ってみて白い粉状のようなものがついていれば、チョーキングが発生していると考えていいでしょう。
また触った際にそれなりに多めの粉が付着した場合はかなり進行していることが想定されます。
塗料には各種類で決まった耐用年数がありますが、チョーキングは耐用年数に満たない時期から発生します。
年数が経過するにつれて、塗料に含まれる塗膜が弱まっていきますので、チョーキングが確認できたら「そろそろ塗り替えを行うタイミング」と判断できます。
チョーキングが発生したからといって、急いで塗り替えしなければならないわけではありません。徐々に塗料の効果は弱まっていきますので、年数が経過すると自然にチョーキングは発生していきます。
チョーキングが出てからそのままにし続けていると、塗料の塗膜が破れてひび割れの原因などになりますので、チョーキングが出たら塗り替え時期の確認を業者に相談することがポイントです。
チョーキングを確認したら、まずは現状確認のため業者に相談ください。
チョーキングは発生してすぐの時期であれば大きな影響はありませんが、雨漏りが起きてからといったタイミングでは塗装だけで対応は出来ないので、チョーキングが見られた時点で業者に相談し、塗料の状態を確認してもらいましょう。
この際、業者は外壁の診断を行う中でおおよその原因やチョーキングの状況、外壁塗装の時期などを判断します。
営業に熱心な業者は「すぐにでも外壁塗装をすべきだ!」と煽るように提案することがあるので、そのような場合はすぐに契約はせず、しっかりと見積りを出してもらった上で、相見積もりを行うことをおすすめします。
複数の業者に見てもらい、おおよその状況を判断すれば、その後の対応もしやすくなります。
客観的に見て、いつ塗り替えを行うべきか、どの塗料がおすすめでいくらかかるかといったことを確認するようにしましょう。
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