2023/07/11
コラム
マンションと一戸建ての外壁塗装の違いとは何か
マンションや一戸建ての外壁塗装を行うことできれいな見栄えにすることができます。
使う塗料は同じであり、違いがあるとすれば規模ぐらいですが、他にも違いはあります。
果たしてマンション、一戸建てそれぞれの外壁塗装の違いとは何か。
今回は両者の違いについてご紹介します。
- 塗装の色の感じ方に関する違い
- 外壁塗装を行うタイミングの違い
- 外壁塗装工事へのストレスの違い
塗装の色の感じ方に関する違い
1つ目の違いは、塗装を行う際の色の感じ方に関する違いです。
実は同じ塗料を使いながら、マンションと一戸建てでは色の感じ方が違うことがあります。
これは「面積効果」と呼ばれるもので、面積が大きい場合、その色が持つ特性がより派手に出る傾向にあるのです。
例えば、明るい色であればよりはっきりと明るく見えるほか、暗い色であればより暗さが際立つような形になります。
一戸建ての場合は事前のサンプルに近い仕上がりになるものの、マンションの場合は事前のサンプルとは印象が異なる仕上がりになることも。
そのため、本来求めている色の仕上がりを目指すのであれば、サンプルよりも控えめな形にしないとマンションの場合は想定外の仕上がりになってしまうのです。
塗装を扱う業者は十分わかっており、サンプルを示す段階でその事実を伝え、了解を得ます。
外壁塗装を行うタイミングの違い
2つ目の違いは外壁塗装を行うタイミングの違いです。
用いる外壁塗装の塗料はさほど違いはないため、経年劣化のタイミングなどに大差はありません。
しかし、外壁塗装を行うタイミングに関してはかなり違います。
一戸建ての場合は個人の判断が大きいので、外壁塗装の資金を工面するのを待って行うなど、柔軟に対応できるでしょう。
その点、マンションの場合は大規模修繕工事の計画を随分前に立てなければなりません。
しかも、修繕工事の費用は住人たちが積み立ててきた修繕費で賄うため、住人たちの許可も必要です。
一戸建てならば家主の独断で決められるものの、マンションはそういうわけにはいかないのです。
これが外壁塗装のタイミングの違いになって表れます。
外壁塗装工事へのストレスの違い
最後の違いは、外壁塗装工事へのストレスの違いです。
一戸建ての場合、足場を組んで工事を行うとしても要する期間は2週間程度。
家を守るために必要不可欠な工事なので、2週間程度であれば多少景観が損なわれても我慢はできます。
しかし、マンションの場合、工事によっては半年ほどかかることもあるので、景観が損なわれる状況が長い期間に及ぶため、ストレスがかかりやすくなるのです。
もちろん、マンションのためにも必要不可欠な工事なのでどうしようもありませんが、やはり限度はあります。
この問題に関してはとにかく迅速に工事を行い、工期通りに終わらせるほかありません。
何らかの原因で工期がズレ込むこともありますので、当初から余裕を持たせた工期が組まれるケースが多いです。
同じ外壁塗装でも、このような違いがあります。