「地域密着型」の塗装工事会社大和装業株式会社

コラムColumn

2023/07/12

コラム

塗装における下塗りの重要性


塗装工事の見積書に「下塗り」と表記されることは珍しくありません。
塗装を依頼したはずなのに別の工程が追加されたのかと疑問に感じるでしょう。

下塗りとは、塗装における下処理のことです。
塗装をきれいに長持ちさせるためには、下塗りが欠かせないのです。

下塗りの役割は、大きく分けて4つあります。

  • 上塗りを密着させる
  • 上塗りの吸い込みを防止
  • 細かなヒビを補修
  • 上塗りの発色を良くする
  • 下塗り材の種類3つ

上塗りを密着させる

塗装は基本的に、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3工程を辿ります。
私たちが普段目にしているのは上塗りの部分ですが、上塗りをきれいな状態で仕上げるためには、下塗りや中塗りが欠かせません。

外壁や屋根には、細かな凹凸やヒビがあります。このまま塗装するとうまく塗料が密着しないので、剥がれるのは時間の問題でしょう。
下塗りには、表面を均一な状態に整える効果があります。なめらかな部分に次の塗装を施すことで、塗装がきれいに長持ちしやすくなるのです。

上塗りの吸い込みを防止

劣化した部分は、塗料を吸い込みやすい性質があります。上塗りに使う塗料を直接塗ると、建材がどんどん吸収するため、塗料を多く使わなければならなかったり見た目も悪くなったりします。

表面を下塗りで整えておけば、上塗り材の吸収を抑えてくれます。もちろん、次の工程である中塗りもきれいに乗るでしょう。

細かなヒビを補修

目視では確認できないような、細かいヒビにも注意しなければなりません。
ヒビを放置したまま塗装してしまうと、表面に目立つヒビとして表れたり、年月とともにヒビが悪化して建材の耐久性に影響を及ぼしたりすることもあります。

下塗りには、ある程度の補修効果もあります。大きなヒビは専門的な補修作業が必要ですが、細かなヒビ程度なら下塗りで十分に埋められるでしょう。

上塗りを終えても、「この部分は補修材?」というように外から目立つ心配もありません。塗装できれいに一体化するので、経年劣化がある建材も新築同様の見た目になるでしょう。

上塗りの発色を良くする

下塗りを均一に施せば、上塗りの発色が良くなります。

もし下塗りせず、すぐ上塗りで仕上げてしまうと、建材の色が透けてしまいムラのように見えてしまいます。
下塗り、そして中塗りと順を追って塗料を重ねることで、最後の上塗りがきれいに発色するのです。

下塗り材の種類3つ

下塗りの種類はさまざまですが、一般的なのは「シーラー」「プライマー」「フィラー」の3種類です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

・シーラー:もっともポピュラーな下塗り剤です。塗料を吸い込むのを防ぐ効果も大きいため、劣化の激しい建材にもよく使われています。

・プライマー:錆止め効果のあるもの、浸透性に優れているものなど種類もさまざまです。シーラーよりも汎用性が高めです。

・フィラー:モルタルの外壁によく使われる下塗り剤です。とろみがあるので、厚塗りにも適しています。

塗装において、下塗りは大切な工程です。順を追って丁寧に施工することで、塗装がきれいに長持ちするでしょう。

大和装業株式会社へのお見積りや、ご質問等お問い合わせは以下より行っていただけます

お見積もりEstimate

お見積もりのご依頼はこちらから

お問い合わせContact

ご質問・お問い合わせはこちらから