2023/08/25
コラム
外壁塗装の塗料の効果
外壁塗装は、建物に欠かせません。
塗料の色を変えるだけで建物全体の雰囲気が一新するので、気軽なリフォームとしても人気を集めています。
しかし塗料の効果は「建材に色をつける」だけではありません。
実は外壁や住宅の機能をあらゆる角度から高めてくれる、縁の下の力持ちなのです。
- 家を守る
- 家の見た目を良くする
- プラスαの機能で快適な家づくり
家を守る
家は常に天候の影響を直接受けています。暑い日は外壁に容赦なく日差しが照り付けますし、雨や雹も直接受け止めてくれます。
外壁塗装がされておらず建材が“むき出し”だと、すぐに汚れたり劣化したりしかねません。
このように外壁塗装には、建材を汚れ・カビ・苔などから守る効果があります。どれほど悪天候の後でも建材の劣化を心配しなくて済むでしょう。
家の見た目を良くする
外壁塗装にはもちろん見た目を良くする効果があります。
白の塗料だと清潔でシンプルな印象を与えますし、黒の塗料ならシックでモダンな印象になりそうです。
リフォームで今までと異なる色を使うと、家全体の雰囲気が一新されます。家のカーテンや壁紙を変えるだけでかなりイメージが変わるのと同じように、なりたい家に合わせて“塗り替え”を楽しむ家庭も少なくありません。(なお、ご自身でのDIYは非常に危険なので避けてください。業者に連絡して、足場を組んだ上で作業してもらうことをおすすめします)
プラスαの機能で快適な家づくり
最近では、機能的な塗料が続々と誕生しています。
少しコストは高くなりますが、その分メンテナンスの手間が抑えられるでしょう。
- ・抗菌、防カビ塗料【藻やカビの発生を抑制】：湿度80％以上、気温25℃以上になることの多い住宅におすすめ
- ・断熱塗料、遮熱塗料【熱を室内に伝わりにくくする】：夏の室内を外気よりも2～3℃低く保つ。なお遮熱塗料には日光による劣化防止効果もあるとされている
- ・自己洗浄型塗料、光触媒塗料【汚れを分解】：自己洗浄型塗料は雨水を利用して落とし、光触媒塗料は光エネルギーで汚れを分解する
- ・耐候性塗料【変色や劣化防止】：直射日光や大雨などさまざまな気候に対応して、良好な見た目をキープする
- ・弾性塗料【ひび割れ防止】：主にモルタル外壁に使われることが多い。強風や振動など微細な動きに合わせて伸縮するので、ひび割れ防止、ひいては雨水侵入防止にも効果が期待されている
いくら新築でもカビや苔が生えていたら見た目が台無しですし、悪天候だと汚れや劣化につながりかねません。
外壁塗装をすれば、見た目を美しく保つ効果があるうえ、種類によっては電気代削減が期待できるでしょう。また、じめじめした時期には抗菌・防カビ塗料も役に立ちそうですし、自己洗浄型塗料・光触媒塗料でメンテンナンスの手間を削減するのもおすすめです。
外壁塗装の塗料の効果はさまざまです。ニーズや環境に合わせて、最適な種類をお選びください。