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2023/11/16

コラム

塗装のシーリングとコーキングの違いとは


外壁塗装では、シーリングとコーキングという言葉を聞きます。
シーリングとコーキングの違いが何なのか、本記事ではご紹介します。

  • シーリングとコーキングの違い
  • シーリング(コーキング)の特徴

シーリングとコーキングの違い

外壁塗装を行う工程内に、シーリングやコーキングと呼ばれるものがあります。これらは外壁の継ぎ目に接着剤のように隙間を埋め、水漏れを防いだり、建物の劣化を防ぐ役割を持ちます。

シーリング、コーキングと2つの呼び方があるので、どのような違いがあるのか疑問に感じる方がおりますが、両方とも「隙間を埋める」という目的が同じで、名称だけが異なっています。

それぞれ英訳すると次のようになります。
・コーキング(Caulking):隙間を詰める
・シーリング(Sealing):密閉する、蓋をする

どちらも水漏れや劣化を防ぐための工程で、シーリングとコーキングは同じものと考えていただいて構いません。

なぜシーリングとコーキングの呼び方があるのか

同じ目的なのに、どうしてシーリング、コーキングという呼び方があるのでしょうか。
コーキングの語源は、「船の板の接ぎ目に槙肌を詰めて水漏れを防ぐ」といったもので、造船関係で使用されていました。

シーリングは「封をする」という意味で、現場で似ているけれど少し違う作業が存在し、外壁塗装業界ではシーリングもコーキングもどちらの名称を使うのが良いという正解がないまま、混合して使われています。

シーリング(コーキング)の特徴

シーリング(コーキング)には次のような特徴があります。

・外壁のひび割れを防ぐ
・建材の固定
・水漏れを防ぐ

外壁のひび割れを防ぐ

外壁は日常的に太陽光や雨風の影響を受けています。
建物は熱や水に弱いので、太陽光や雨風に当たり続けると外壁にひび割れが起こり建物の劣化を早めてしまいます。

外壁の隙間にシーリング(コーキング)材を充填することで、塗装の塗膜を守り、熱や水の侵入を防ぐことができます。
ひび割れや水漏れは塗膜が破れることで発生するので、建物の寿命を延ばす上でも、シーリング(コーキング)材はとても重要な役割を持っています。

建材の固定

建材には継ぎ目があり、隙間がある状態では空気や水が入るので建物にとっては良い状態とはいえません。
シーリング(コーキング)によって隙間を埋めると共に、接着剤の効果があり建材を固定することができます。

水漏れを防ぐ

建物は水に弱いので、シーリング(コーキング)材によって建物内に水が入らないように隙間を埋めることができます。

もしシーリング(コーキング)を行わなければ、建材の間から水が浸透し、屋根まわりの場所であれば雨漏りを引き起こす可能性が高まるので、シーリング(コーキング)の工程はとても重要です。

雨漏りが起きてから、劣化場所にシーリング(コーキング)材を充填し応急処置を行うことができます。
一定の期間水を弾く、あくまでも応急処置ですので、時間が経つと水が入り込み建材の腐食や雨漏りの規模が大きくなってしまいます。雨漏りが起きた場合は、早急に工事を行うことが大切です。

シーリングとコーキングの2つの呼び方があるのはややこしいですが、外壁塗装ではシーリングとコーキングは呼び方が異なるだけで、隙間を埋める、建材同士をくっつけるという目的は同じものでした。

複数社に見積りをとった際に会社によって呼び方が違っても、どちらも建材の隙間を埋める同じ工程のことだとわかるので、2種類の名称でどう違うのかと慌てることはなくなるかと思います。

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