2024/06/07
コラム
街を歩くと、至るところに塗装された物があります。
住宅の外壁、屋根材、ポストなど、塗装は私たちの生活と切り離せません。そのため塗装業に憧れを抱く方も多いでしょう。
しかし、いざ塗装業に就いて「向いてなかった」となっては大変です。
塗装業に向いているのは、どのような人なのでしょうか?
塗装業には体力が必要です。
「立ちっぱなしなら大丈夫」というわけではなく、中腰での作業もあるのでご注意ください。
また、重い塗料を運んだリ、足場の組み立てに関わったり、炎天下、極寒の中……というようにハードなことも多いです。
もちろん慣れれば体力はついてきますが、「体が弱くてすぐ寝込んでしまう」「運動系は苦手」という方は大変に感じるかもしれません。
塗装業は汚れます。
塗料が髪や顔に付着することもあれば、作業着に付着することも珍しくないでしょう。
塗料は乾くとなかなか落ちないので、潔癖症の方だとストレスになるかもしれません。
塗装には忍耐力も必要です。
未経験だと、入社してすぐに塗装を任せてもらえるわけではなく、長い期間“下積み”として練習を重ねることになるでしょう。
つらいときも、将来のためにコツコツと作業できれば、いつかはそれが大きな花になるはずです。
塗料にはシンナーが多く使われているので、人によっては使用中に具合が悪くなるかもしれません。
換気や防毒マスクなどで多少は防げますが、100%においをカットできるかといえば、答えはNOでしょう。
シンナーを嗅ぎ続けると
・吐き気
・めまい
・頭痛
などさまざまな症状が出てきます。しっかり自己管理をして、具合が悪くなったら少し休んでください。
外壁塗装や屋根塗装では、高所に上って作業することがあります。
労働安全衛生法では、高所作業をする際は
・手すりの設置
・作業床の設置
・安全帯の使用
などが義務付けられています。そのため事前準備をすれば危険はないのですが、高所恐怖症だと「だからといって高い所へ平気で上れるわけではない」と脚がすくんでしまうかもしれません。
「高所作業は怖いけれどどうしても塗装業に就きたい」という方は、家具や自動車を塗る職人(塗装工)になるのがおすすめです。
塗装の仕上がりは、実は職人によってかなり差があります。
雑に作業する方だと見た目に隙間やムラがあるかもしれません。あるいは見た目はきれいでも、塗膜の厚みが足りず数年でボロボロ剥がれてしまうこともあります。
表面だけ良くても、あるいは塗膜の内側だけ良くても不十分です。
丁寧な作業で、お客様に喜ばれる住宅をつくりましょう。
塗装業の仕事を楽しみながら、お客様に喜ばれるような仕上がりを目指しましょう。
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