2025/02/12
コラム
防水塗装は、建物を雨水や湿気から守る重要な役割を担っています。しかし、どれくらいの期間その効果が持続するのか、また長持ちさせるためにはどのような対策が必要なのかを知っておくことが大切です。
防水塗装の種類ごとの耐用年数や、劣化を防ぐためのメンテナンス方法について詳しく解説します。適切なケアを行うことで、建物の寿命を延ばし、修繕費用を抑えることができます。
防水塗装の耐用年数は、使用する塗料の種類や施工方法によって異なります。
・ウレタン防水:8~12年(柔軟性が高く、防水性に優れるが紫外線に弱い)
・シリコン防水:10~15年(耐候性が高く、汚れが付きにくい)
・フッ素防水:15~20年(高耐久でメンテナンスの頻度が少なく済む)
・アクリル防水:5~8年(安価で施工しやすいが、耐久性が低め)
・FRP防水:15~20年(強度が高く、耐摩耗性に優れるが硬く割れやすい)
・日当たりが強い地域では紫外線の影響を受けやすく、劣化が早まる。
・降雨量が多い地域では、湿気によるカビや苔の発生が懸念される。
・沿岸部では塩害による劣化が進みやすいため、耐塩性の高い塗料が必要。
塗装の耐用年数をできるだけ延ばすためには、適切な施工とメンテナンスが不可欠です。
・下地処理をしっかり行い、密着性を高める。
・施工環境(気温や湿度)に配慮し、最適な時期に塗装する。
・仕上げ塗装(トップコート)を施し、耐久性を向上させる。
・目視点検:年に1回程度、ひび割れや剥がれがないか確認。
・清掃:塗膜の劣化を防ぐため、コケや汚れを定期的に除去。
・部分補修:小さなひび割れや剥がれは早めに補修し、大規模な修繕を防ぐ。
防水塗装は、完全に劣化する前に塗り替えを行うことで、建物のダメージを最小限に抑えることができます。
・色あせや光沢の低下:塗膜が紫外線により劣化している証拠。
・ひび割れ:防水性能が低下し、雨水が侵入しやすくなっている。
・塗膜の剥がれ:防水層が剥がれ、下地が露出している状態。
・雨漏りの兆候:室内の天井や壁にシミが見られる。
・一般的に8~15年を目安に再塗装を検討する。
・劣化のサインが出たら、早めに業者に相談して点検・補修を行う。
・大規模な工事を避けるために、定期的なトップコートの塗り直しも有効。
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