2025/02/28
コラム
塗装工事は建物の美観を保つだけでなく、耐久性を高める重要な役割を果たします。しかし、新築とリフォームでは塗装の目的や工程が異なります。新築塗装は建物の保護とデザインの実現が主な目的であり、リフォーム塗装は経年劣化の補修と美観の回復が求められます。
本記事では、新築とリフォームの塗装の違いについて詳しく解説し、それぞれに適した施工方法や注意点を紹介します。
新築塗装とリフォーム塗装では、塗装の目的が異なります。
・建物の外観を美しく仕上げる。
・外壁や屋根を紫外線や雨風から保護。
・長期間メンテナンスが不要な耐久性を確保。
・建築デザインの一環として仕上げる。
・劣化した塗膜の補修と美観の回復。
・ひび割れや剥がれを修復し、防水性を向上。
・断熱や遮熱塗料を活用し、住環境を改善。
・経年劣化に伴うメンテナンスの一環として施工。
新築とリフォームでは、選ばれる塗料にも違いがあります。
・アクリル塗料:コストが安く、鮮やかな発色。
・シリコン塗料:耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れる。
・フッ素塗料:耐候性が最も高く、メンテナンス頻度を減らせる。
・水性塗料:環境に優しく、施工時の臭いが少ない。
・高耐久シリコン塗料:既存の塗膜と相性が良く、施工しやすい。
・弾性塗料:ひび割れが発生しやすい外壁に適用。
・遮熱・断熱塗料:エネルギー効率を向上させ、快適な住環境を実現。
・防カビ・防藻塗料:湿気の多い地域や北側の外壁に最適。
新築とリフォームでは、施工の流れや工程も異なります。
・下地処理(新築の壁や屋根の表面を整える)。
・下塗り(プライマー)で密着性を向上。
・中塗り・上塗りで均一な塗膜を形成。
・仕上げ確認と最終チェック。
・劣化した塗膜の除去や補修作業。
・高圧洗浄で外壁の汚れやカビを除去。
・下塗り(プライマー)で塗料の密着性を確保。
・中塗り・上塗りを重ね、仕上げる。
・仕上がりの最終点検とメンテナンス指導。
塗装の寿命やメンテナンスの頻度も、新築とリフォームでは異なります。
・初回の塗装後、10~15年程度で塗り替えを検討。
・定期的な点検で塗膜の劣化をチェック。
・防水性や耐候性を維持するため、適切な時期に補修。
・前回の塗装の種類や施工状態によって、7~15年ごとに再塗装が必要。
・劣化が進行している場合は、早めに下地補修を行う。
・適切な塗料を選び、長期的な耐久性を確保。
大和装業株式会社へのお見積りや、ご質問等お問い合わせは以下より行っていただけます