2025/07/10
コラム
外壁塗装を計画するとき、気になるのが工事期間中の天候です。雨の日に塗装をしても問題ないのか、スケジュールが大幅にずれてしまわないか、不安を感じる方も多いでしょう。実際、天気は塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響します。この記事では、雨天が塗装に与えるリスクや工事の進め方、天気予報の活用方法について詳しく解説します。
雨が降っていると、塗装面が濡れてしまいます。湿った下地に塗料を塗ると密着力が弱まり、剥がれや膨れが起こるリスクが高まります。一度不具合が起きると補修が難しくなるため、雨天時の塗装は基本的に避けます。
塗料は乾燥することで硬化し、しっかりとした塗膜を形成します。雨や高湿度で乾燥が遅れると、表面だけ固まり中が軟らかい「乾燥不良」になりやすいです。この状態では耐久性が落ち、数年で再塗装が必要になるケースもあります。
信頼できる業者は見積もり段階から工事期間に予想される天候を確認し、工程表を作成します。梅雨や台風の多い時期を避ける提案をする場合もあります。工事中は1週間単位で天気を確認し、作業可否を判断しています。
最近ではスマートフォンアプリや気象庁のピンポイント天気予報を活用し、当日の降水確率や湿度を細かく確認します。作業前に微妙な天候の場合、朝の判断で中止や延期を決めることも珍しくありません。
雨だけでなく、湿度が85%以上のときや気温が5℃以下・35℃以上の場合も塗装は避ける必要があります。乾燥不良や塗料の伸び不良を防ぐためです。特に冬場や夏場は天候だけでなく気温管理も重要です。
強風の日に塗装を行うと、塗料が飛散して近隣の建物や車に付着するリスクがあります。作業員の安全確保の面でも、風速が基準を超えた日は作業を見送ります。
雨で作業が中断すると、予定より工期が数日から1週間程度延びることもあります。特に下塗りや中塗りの工程の途中で雨が降ると、塗り直しが必要になることがあります。業者は天候による遅延を見越し、余裕をもった日程で計画しています。
工事の進捗や延期の可能性について、担当者と密に連絡を取ることが大切です。事前に「雨天時は工事が止まる」と理解しておくと心構えができ、焦らずに工事を進められます。
大和装業株式会社へのお見積りや、ご質問等お問い合わせは以下より行っていただけます