2025/12/10
コラム
暮らしの快適さを高めるために注目されているのが、抗菌・防臭などの機能性を備えた室内用塗料です。従来の「色を変える」だけの塗装から一歩進み、「空気をきれいに保つ」「雑菌の繁殖を防ぐ」といった機能的な役割を担う塗料が登場しています。特に、子ども部屋・寝室・トイレ・ペットスペースなど、衛生面や臭いが気になる空間には最適。この記事では、機能性塗料の特徴や選び方、施工時の注意点について分かりやすく解説します。
塗膜に銀イオンや亜鉛などの抗菌成分が配合されており、菌の増殖を抑制する作用があります。病院や保育園などでも使用されています。
アンモニアや生活臭、たばこ臭などのにおい成分を吸着・分解する成分が入っており、室内空間の清潔感を維持しやすくなります。
近年では低VOC(揮発性有機化合物)で人体に優しい塗料が主流となっており、小さなお子様やペットのいる家庭でも安心して使えます。
水回りは湿気が多くカビも繁殖しやすい場所。防臭・防カビ・抗菌の三拍子揃った塗料が効果を発揮します。
手が触れる機会が多い壁面には、抗菌性能+水性塗料+低臭タイプがおすすめです。誤って触れても安心な成分かどうかも確認しましょう。
光触媒や珪藻土配合の塗料を使うことで、臭いや湿気を自然に吸収してくれる効果も。リラックス空間づくりに向いています。
ペットの排せつ物による臭いや菌対策には、アンモニア吸着性能のある塗料を選ぶと安心です。
それぞれに得意分野があります。抗菌性能を重視するなら銀系、空気浄化なら光触媒など、用途に応じて選定しましょう。
ホームセンターでも手に入りますが、下地処理や塗りムラ、効果の安定性を考えるとプロ施工の方が確実です。
F☆☆☆☆(フォースター)表示があるか、VOCフリーやホルムアルデヒド放散量の表示をチェックしましょう。
一見高く感じる高機能塗料も、長期的に再塗装の手間を減らせることも多く、トータルコストで判断するのがおすすめです。
抗菌・防臭塗料も、下地のひび割れや剥がれがあると効果が落ちるため、補修が必要な場合は事前に行いましょう。
一部の機能性塗料は、選べる色が限られているケースもあるため、デザインとのバランス確認も必要です。
抗菌塗料とはいえ、ホコリや皮脂の汚れが蓄積すれば効果が弱まるため、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
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