「地域密着型」の塗装工事会社大和装業株式会社

コラムColumn

2025/12/15

コラム

遮熱・断熱の効果を引き出す!屋根塗料選びのコツ


夏の暑さ、冬の寒さに悩まされているご家庭に注目されているのが、「遮熱塗料」「断熱塗料」を用いた屋根塗装です。しかし、塗料の種類を選ぶだけでは効果は十分に発揮されません。塗料の特性理解や屋根材との相性、施工環境を考慮した塗装設計が必要です。この記事では、遮熱・断熱塗料の仕組みから効果を最大限に引き出すための塗料選び・施工のポイントをわかりやすく解説します。

  • 遮熱塗料と断熱塗料の違いとは?
  • 塗料の性能を最大限引き出すための選定ポイント
  • 施工品質が効果を左右する理由
  • 遮熱・断熱塗料で得られるメリットと注意点

遮熱塗料と断熱塗料の違いとは?

遮熱塗料:太陽光の熱を反射する塗料

遮熱塗料は、赤外線を反射する顔料を含み、屋根表面の温度上昇を防ぎます。真夏の直射日光に効果を発揮し、室温上昇を抑えることができます。

断熱塗料:熱の伝導を遅らせる塗料

断熱塗料は、セラミックや中空ビーズなどの断熱素材を含み、熱の伝わりを防ぎます。夏も冬も「外気温の影響を受けにくい室内環境」をつくります。

それぞれの強みと弱み

遮熱=即効性・コスト低め、断熱=効果持続・やや高価といった特徴があり、用途や予算に応じて選ぶのが理想です。

塗料の性能を最大限引き出すための選定ポイント

屋根材との相性をチェック

瓦、スレート、ガルバリウムなど、素材によって塗料の密着性や熱伝導が異なります。適した下塗り剤と組み合わせることで性能が安定します。

日当たりや屋根の勾配にも注目

北面・南面での効果差や太陽が当たりやすい角度など、建物ごとの環境条件を見極めて塗料を選ぶことが重要です。

色選びも実は重要

同じ塗料でも黒より白、濃色より淡色の方が遮熱効果は高くなります。性能重視か見た目重視かのバランスも検討しましょう。

耐候性・耐久年数も考慮

遮熱・断熱に優れた塗料でも、数年で劣化すれば意味がありません。10〜15年もつ高耐久品を選ぶのがコスパ的にもおすすめです。

施工品質が効果を左右する理由

塗布量が不足すると性能は激減

特に断熱塗料は、規定量より薄く塗ると断熱層が形成されず、効果が大きく低下します。技術ある業者の施工が不可欠です。

下塗り・中塗り・上塗りの工程を省かない

下地の処理を怠ったり、手抜き工事で層が薄いと、すぐに効果がなくなったり剥がれたりする可能性があります。

施工時期・気温にも注意

乾燥しすぎている季節や湿気の多い時期は、塗膜の形成不良やムラの原因になることも。適切なタイミングでの施工が効果を最大化します。

遮熱・断熱塗料で得られるメリットと注意点

電気代の節約につながる

夏場の冷房負荷が軽減され、エアコン使用量の削減=電気代節約につながります。環境にもお財布にも優しい選択肢です。

冬場は断熱塗料が効果的

遮熱塗料は夏に特化していますが、断熱塗料なら冬も暖房効率が上がり、年間通じて快適な住環境が得られます。

補助金制度が使える場合も

自治体によっては、省エネ対策として補助金の対象になることもあります。事前に確認して活用しましょう。

効果は“完全ではない”ことも理解

あくまで補助的な性能のため、塗るだけで劇的に室温が変わるわけではありません。断熱材や通気の工夫との併用がベストです。

遮熱・断熱塗料は、屋根塗装で快適な室内環境をつくる有効な手段です。ただし、塗料選びだけでなく、屋根材との相性や施工方法、色の選定など、さまざまな要素が効果を左右します。目的に合った塗料を、適切な技術で塗ることが大切です。「夏も冬も過ごしやすい家にしたい」とお考えの方は、ぜひ遮熱・断熱塗装をご検討ください。当社では、性能・予算・デザインのバランスを考えたご提案を行っています。

大和装業株式会社へのお見積りや、ご質問等お問い合わせは以下より行っていただけます

お見積もりEstimate

お見積もりのご依頼はこちらから

お問い合わせContact

ご質問・お問い合わせはこちらから