2025/12/18
コラム
屋根の状態を正確に把握するための「屋根点検」。これまではハシゴをかけての目視調査が主流でしたが、近年急速に注目されているのが“ドローンによる点検”です。安全性や効率性の向上だけでなく、顧客との信頼性にもつながる新しい屋根診断の形として、多くの塗装会社が導入を進めています。この記事では、ドローン点検のメリット・デメリット、従来の方法との違い、そして「導入すべきかどうか」の判断材料をわかりやすく解説します。
職人が実際に屋根に上って状態を目視確認します。細部まで確認できる反面、事故や破損のリスクが伴う方法です。
作業員の安全確保のためには2人以上必要になることもあり、悪天候時は延期せざるを得ないなど非効率な面もあります。
落下や屋根の破損リスクもゼロではなく、特に老朽化した屋根ではむしろダメージを与えてしまう可能性もあります。
ドローンなら地上からの遠隔操作で撮影可能なため、作業員が屋根に登る必要がなく、安全かつ迅速に点検が可能です。
屋根の状態を鮮明な映像で撮影し、施主にそのまま共有できるため、見積りの透明性や納得度が大きく向上します。
人が登りにくい急勾配屋根や屋根裏の構造も、ドローンであれば上空から容易に把握できます。
従来の足場準備や昇降の手間が不要なため、点検自体は10〜20分程度で完了することが多く、忙しいお客様にも好評です。
法律により住宅密集地では許可が必要なケースも。また、強風・雨天時には飛行不可のため、事前の調整が必要です。
カメラではわかりづらい浮き・たわみ・踏んだ時の沈み込みなどの感覚的な情報は取得できません。
無人航空機(ドローン)の飛行には、一定の操作知識や登録手続きが必須。信頼できる業者かどうかの確認が求められます。
まず全体を把握し、必要に応じて詳細調査(屋根に登る)を行う流れが効率的です。広範囲の診断に向いています。
屋根に上るリスクが高い住宅では、安全性重視の観点からドローンが第一選択肢になることが多いです。
写真だけでなく動画での記録を残せるため、保険申請や比較資料としても活用できるのがドローンの強みです。
「とりあえず点検だけしたい」という段階で足場不要で診断できる手段として、ドローンは非常に有用です。
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